山本精神分析オフィス

精神分析コラム

2013.08.03

人格障害の全般的診断基準

パーソナリティ障害

人格障害の全般的診断基準

A. その人の属する文化から期待されるものより著しく偏った内的体験および行動の持続的様式。
この様式は以下の領域の2つ(またはそれ以上)の領域に表れる。

  1. 認知(つまり、自己、他者および出来事を知覚し解釈する仕方)
  2. 感情性(つまり、情動反応の範囲、強さ、不安定性および適切さ)
  3. 対人関係機能
  4. 衝動の制御

B. その持続的様式は柔軟性がなく、個人的および社会的状況の幅広い範囲に広がっている。

C. その持続的様式が臨床的に著しい苦痛または、社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。

D. その様式は安定し、長期間続いており、その始まりは少なくとも青年期または小児期早期にま でさかのぼることができる。

E. その持続的様式は他の精神疾患の現れ、またはその結果ではうまく説明されない。

F. その持続的様式は、物質(例:薬物乱用、投薬)または一般身体疾患(例:頭部外傷)の直接的 な生理学的作用によるものではない。

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